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虫歯を放置したらどうなる?その危険性と治療方法について

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皆さんは虫歯を放置してしまって治療が大変だった!というご経験はありますか?虫歯は放置すると大変危険な状態になることがあります。そこで今回は、虫歯を放置したらどうなるのか?その危険性や放置した虫歯の治療法、そして虫歯にならないための秘訣をお話ししていきます。

 

虫歯を放置する危険性

強い痛みを感じる

虫歯が進行して神経が虫歯菌に感染してしまうと、強い痛みを感じるようになります。人によっては感染により歯の周りが大きく腫れ、ズキンズキンと脈打つような激しい痛みを感じる場合もあります。

 

歯がボロボロになる

虫歯を放置すると虫歯菌が出す酸により歯が溶かされていき、次第にボロボロになっていきます。重度の虫歯であるC4の状態では、歯の頭の部分がなくなり、根っこだけになってしまうため、保存ができずに抜歯の適応になってしまいます。

 

膿の袋ができる

虫歯を放置し続けると、神経はやがて完全に死んでしまい痛みもなくなります。中には、痛みがなくなったことで安心してさらに放置をしてしまう方もいますが、神経の感染は続いています。感染が続くと次第に歯の根っこの先に膿が溜まるようになり、行き場を無くした膿は顎の骨を溶かしながら膿の袋を作ります。この膿の袋(嚢胞・のうほう)ができた場合は、再び強い痛みを感じる可能性が高いです。

 

他の病気を引き起こす

虫歯による感染を放置してしまうと、虫歯菌がお口だけでなく体全身に巡るようになってしまいます。顎の骨に炎症が広がり「骨髄炎」を起こしたり、虫歯菌が血流をめぐって心筋梗塞や脳梗塞、そして敗血症のリスクを高めたりしてしまいます。最悪の場合は命を落とす危険性もあるため、このような状態にならないように早めに虫歯治療をする必要があります。

 

放置した虫歯の治療法について

虫歯には進行度によって段階があり、段階に応じて治療方法も異なっています。
・CO:歯の表面が脱灰を起こしている状態
・C1:虫歯菌がエナメル質を溶かしている状態
・C2:虫歯菌がエナメル質と象牙質を溶かしている状態
・C3:虫歯菌が神経まで達している状態
・C4:虫歯により歯の頭部分(歯冠)が崩壊している状態
COの状態であれば、正しい歯磨きやフッ素塗布を行うことで元の健康な状態に戻ります。C1からC2も、虫歯の部分を削り白い樹脂の詰め物をするといった簡単な治療で済みます。
放置してしまった虫歯とは一般的に「C3」と「C4」のことを指しますが、C3の状態では虫歯菌が神経にまで達しているので、神経を除去する「根管治療」が必要になります。C4の状態では虫歯菌により歯が崩壊して根の部分だけになってしまっているため、保存が不可能なケースが多く、抜歯が必要です。

 

根管治療について

根管治療は、虫歯に感染した歯質を除去した後、専用の器具を使い神経を除去します。その後神経の入っていた管(根管)の消毒を数回行ったあと、綺麗になった根管に専用のお薬を詰める治療方法です。この根管治療が終わった後に、土台(コア)と被せ物(クラウン)などの補綴物を作る治療を行っていきます。

 

まずは虫歯にならないために

虫歯を放置して取り返しのつかない状態にならないためにも、まずは虫歯にならないように日頃から気をつけることが大切です。ここでは、虫歯にならないためにご自身でできることを2つご紹介します。

 

セルフケアを徹底する

セルフケアとはご自身で行っていただく、お口のケアです。普段行っている歯磨きは正しくできているでしょうか?また、歯ブラシによる歯磨きだけでは、お口の汚れは7割程度しか落とすことができません。
まずは歯科医院で歯磨きの仕方を一度教えてもらい、歯磨きの他にもフロスや歯間ブラシなどの清掃補助具を併用して、セルフケアを徹底していきましょう。
最初は面倒くさいと思いますが、セルフケアが上手にできるようになってくると、口臭や虫歯、歯周病予防に大きな効果を発揮します。

 

歯科医院での定期的な検診とクリーニング

ご自身のセルフケアが一番大切ですが、歯科医院での定期的な検診とクリーニングを行ってもらうことで、さらに虫歯予防の効果を高めることができます。
定期的に検診を受けると、初期虫歯を発見しやすくなり早めの治療が可能になります。また、いくらご自身で磨いても落としきれない汚れや歯石はプロの技術と器具により落としてもらいましょう。
最後に虫歯予防のフッ素を塗って貰えば、虫歯のできにくいお口をキープすることができます。

 

まとめ

今回は虫歯を放置することの危険性や治療法についてお話ししました。虫歯が一度進行してしまうと自然に治ることはありません。歯だけでなく神経にも感染を起こし、強い痛みや全身へ悪影響を及ぼしていきます。手遅れの状態にならないためにも早期発見・早期治療が大切です。また、何より虫歯にならないためにご自身によるセルフケアや定期的な歯科検診に足を運び予防していきましょう。

 

 

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